【大ナゴヤ大学コラボ授業】コバタクが愛いっぱいに語ります。世界が注目するポートランドの魅力とは?開催レポート!!

「ナゴヤエリアにやってみよう!を増やす」をコンセプトにするcampfire×nagoyaと「街がまるごとキャンパス」&「誰でも先生、誰でも生徒」をコンセプトにする大ナゴヤ大学は、「マチの魅力を発掘し、発信する」を共通のビジョンと掲げ、業務提携を果たしました!
今回は第1回目のコラボ授業という事で東海エリアのラジオ番組ZIP FMナビゲーターでおなじみの“コバタク”こと小林拓一郎さんを先生に迎え、campfire×nagoya代表・岡本ナオトの司会進行のもと、ポートランドの魅力や昨年チャレンジしたクラウドファンディングの経験についてお話をして頂きました!

Profile-
小林拓一郎 1979年8月23日生まれ 愛知県豊川市出身。
名古屋のラジオ局ZIP-FMのナビゲーターで、現在は月~木のtTimeに出演。Bリーグ所属『シーホース三河』のホームコートMCとしても活躍。魅力あふれるクリエイティブシティ、ポートランドを訪れ、実際に案内してしまう『Love it, Portland』ツアーを2014年より開催しており、今年で5年目となる。

 

コバタクさんに聞く。ポートランドの魅力とは?

岡本ナオト:コバタクさんはそもそもなんでポートランドを好きになったのでしょうか?

コバタクさん:高校を卒業して大学はポートランドから南へ車で1時間くらいの場所にある、オレゴン州立大学に通ってたんです。ポートランドはオレゴン州で一番デカい街。だから週末に遊びに行ったり、インターンシップ時には毎日のように通っていたり。そのころから、ポートランドの街とオレゴンの大自然にはやられてましたね。

岡本ナオト:ポートランドの魅力は留学に行く前から知っていたのですか?

コバタクさん:留学先に選んだのはたまたまです!最初来たときは「田舎にきちゃったな~、どっかで引っ越そうかな~」と思っていたんですけど、住んでたらどんどん都で、この自然に癒されてるのを実感しだして、ここをでる理由なんてないじゃん!って思いました。

 

ポートランドの魅力を語るコバタクさん!話題が絶えません!

コバタク:ポートランドには「KEEP PORTLAND WEIRD(ポートランド、変なままでいようよ!)」っていう標語があるんです。例えば歴史を辿っていくと、1960,70年代のモータリゼーションの時代に、「俺たちの街に高速道路はいらない!高速の代わりに公園にしてくれ」って言いだしたのがポートランドの人たちなんです。

その後もどんどん市民運動が起こっていきます。例えば90年代にタワーレコードがポートランドに出店しようとした時には、街の人全員で出店を反対するんですよ。俺たちの街には俺たちのレコード屋があるって。笑

ポートランドの人たちが魅力的だ!って思うのは、こんな風に、自分たちの街は自分たちで楽しくするんだ!という感覚で、どういう店を作るのか、どういうエリアにするのか、とことん話し合って、実現させていっているのが、ポートランドの街なんです。

さすがプロの語り手!聴き心地の良い語り口調で、どんどん話に引き込まれていきます!

他にも2つのエリアが競い合って生まれたアートフェスティバルや、壁画を通じて市がアーティストを育てていること、1泊3日のポートランド旅行の話、インディー精神の盛んなところ、好きと好きを組み合わせているお店の魅力、街を取り囲む都市境界線の話、そして自身が主催しているポートランドツアーの話などなど、色々な側面からポートランドについて熱く語ってくれました!

 
 

コバタクさんのクラウドファンディング体験談も語ってもらいました!

中盤ごろにはクラウドファンディングの話題へ。コバタクさんの体験談を踏まえて語っていただきました。

岡本ナオト:コバタクさんは何をやりたくてクラウドファンディングを始められたんでしたっけ?

コバタクさん:オレゴンと東海地区をつなぐプラットフォームとして、まずはサイトを作りたい!と思ったんですね。自分でお金を払って作るのもいいなと思ったんですが、せっかくだからクラウドファンディングを体験したいと考えました。

岡本ナオト:今回は目標金額を50万円で設定していました。クラウドファンディングではリターンの分も考える必要がありますよね!

コバタクさん:webサイトを作るために大体30万円は必要。リターンも経費も込みで、目標金額は50万円に設定しましたが、最終的に収支はトントンで、無事に目的のwebサイトをつくることができました。

岡本ナオト:なるほど!でもトントンなら良かったですね。ちなみにクラウドファンディング中に大変だったことや面白かったことがあれば教えて下さい。

コバタクさん:最初はヘコみましたね。反応がなくて、怖かった。「ポートランドが好きだと叫びたい!」って、結構抽象的な事を言ってるなあって。ポートランドに関係ない人からしたら、勝手に叫べば?って話ですよね。もっと具体的な利益を示した方が支援を受けやすいのではないかと思いました。

 
 

皆さんの協力もあり、Love-it, Portland-Oregonのwebサイトは完成。さらにお話を聞いていきます

コバタクさん:やっぱり怖さがありますよね。ラジオをやっているからリスナーさんが支援してくれるかといったら、そういうわけではなくて。
だけどありがたいことにツアーに参加してくれている皆さんの協力があったんです。
それが僕にとってのクラウドファンディングの楽しさでもありました。

岡本ナオト:あれは意外でしたね。僕もリスナーさんがある程度は支援してくれると思っていたんですが、そうではなかった。やっぱり興味があるか無いかなんですよね〜。はっきりして面白かったです。

コバタクさん:ほんとにファンがいる人。例えば福山雅治さんがやったら集まると思いますが笑
そう考えると、どうアピールするべきか?どれだけ興味を持たせることが出来るのか?ほんとに実現したいことは何だろう?という事をずっと考え続けていました。

岡本ナオト:研ぎ澄まされていくと言いますか、考えが洗練されていきますよね。達成した時の感想や喜びはありましたか?

コバタクさん:まだ完成できてないんですよ。サイトを見てもらうとわかりますが、ベースは出来たんですけど、まだ途中なんです。まだオレゴンと東海を繋ぐプラットホームにはなりきっていない。もっともっと皆さんのことを紹介していきたい。そしてもっとポートランドの方たちを巻き込んでいきたい。まだまだ自分の中で、どうしていこうか?という事を考えています。ベースが出来たという意味で達成したんです。

 
 

自分たちのまち・名古屋を積極的に楽しむということ


ここまでのコバタクさんの話を受けた後、後半は参加者はグループに別れ、じゃあ名古屋でどうするの?ということで東海地区をポートランドの人に案内するなら?というツアーを考え、発表をしました。

皆さんの発表を聞き、東海地区にもたくさんのコンテンツがあることを知って驚きです!

コバタクさんの愛するポートランドの住人のように、自分たちが自分たちの街のコンテンツを楽しんで暮らしていく!そんな生活を自然に送ることができるようになれば、私たちの住むこのエリアも自然と魅力的な街になっていくはずです!
日常をより楽しむためにはどんな工夫を凝らせば良いのか?何にチャレンジすれば良いのか?
みんなで楽しみながらトライして、ポートランドのように、魅力的な東海地区にしていきましょう!!

■コバタクさんがクラウドファンディングにより作ることの出来たサイトがこちら。
Love-it, Portland-Oregon(https://loveitportland.com/